悩んで、考えて、泣く。
私にとっての中元日芽香さんはどういう人だったのか。
ひめたんの存在をちゃんと認識したのは、マネキンぐらい。
その時の私は仕事と子育てに追われて、現場から遠ざかっていました。
ぐるカー、おいシャンと握手会に行っていて。まぁ、行っていたってレベルで話せるほど濃くオタクはしていなかったけど。
名前の通り、お姫さまみたいな子で、アイドルそのものだなぁ。かわいいなぁ。
って最初に思った。
ひめたんってツインテール!ってイメージが強い人が多いと思うけど、
私の中でのひめたんは、ひめたんむすびのイメージが強い。
⇧ひめたんむすびはこれね。
バレッタからまた現場に行くようになって、
その時からひめたん推しになった。
王道のアイドルらしい可愛さ、キャラ、歌とダンスもうまい。
アイドルになる為に生まれてきたんだなぁって思っていたけど、
知れば知るほどに、アイドルでいようとしている子なんだなぁって思うようになった。
その全てを楽しんでいると思っていたけど、
ツインを辞めたくらいから、キャラに迷いがあるのかなぁって思ってました。
アイドルとしての理想があって、その型にハマろうと一生懸命でがむしゃらで突っ走ってるところに惹かれたけど、
とにかく不器用。
メンバーの中で一番不器用だったんじゃないかなぁ。
趣味がないのも、それを言っちゃうところも。
何かを趣味にしようとして、それが中途半端になっちゃうところも。
頭が良いのに言葉にするのが下手くそで、
うまく人に伝わらないところもあるし。
でも頑張り屋さんだから、みんなの前では、
理想のひめたんでいようとしてくれていたなぁ。
あんなに、ほわほわっとしてるよう見えて、
ダンスは力強くて、存在感もある。
目力があるから、のまれそうになる。
頭が良いから先の先まで読んじゃうし。
とにかく真面目だし。
ひめかちゃんは人生においての選択に後悔した事はないって言うけど、
後悔したって良いのに。
だってそれが人間らしい人生。
あの時ああしてれば。
あの時こう言っていれば。
理不尽の渦に飲み込まれやすい世界で、
後悔しない事がなかったなんて、
そんな事ないはずなのに。
そんなところまでプロでいなくても良いのに。
努力だけじゃ実らない。
努力したって届かない。
でも腐らずにいてくれたけど。
どこまでも強がるから、たまには弱音を見せて欲しかった。
最後にファンと話す場を設けないって決めちゃう頑固なところも、
どこまでもひめかちゃんらしいけど、
みんなの前では笑顔のひめたんで終わりたいと願っているその美学が、
どこまでも悲しくて、
どこまでも切なくて、
その悲しさの置き場所がなくて、
悲しいなぁってずっと思ってる。
当たり前とは思っていなかったけど、
当たり前のように接する事出来るから、
感覚が麻痺していて、
ひめかちゃんの気持ちがいちばん大事なのに、
聞きたい事も聞けない。
伝えたい事も伝えられない。
何もできない。
自分の気持ちばっかりが出てきて、
そんな自分が嫌いになる。
この気持ちとどうやって向き合って、
どうやって消化していけば良いのか、
分からなくて毎日悩んで考えてます。
物凄く落ち込んでいるから、
私は元気!
なんて軽々しくも言えないし、
そんな風に自分を騙して取り繕いたくないから、
今はいっぱい悩んで考えて、生きていこうと思っています。